冨田実アイクリニック銀座

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片眼だけの手術について

レーシック手術を希望される患者様の中には、左右の視力に大きな差がある方もいらっしゃいます。左右の目の屈折度数に2.00D以上の差がある状態を「不同視」と言いますが、左右の近視や乱視の度数が大きく異なる場合でも、レーシック手術により見え方を改善することが可能です。これはレーシックが、レーザーの矯正量をそれぞれの目に応じて異ならせることができるからです。ここでは、片目だけのレーシック手術について詳しく紹介していきます。

レーシック手術について

世界中で行われている裸眼での生活を可能にした視力回復手術

レーシックとは、角膜(黒目)にレーザーを照射して、近視、遠視、乱視を矯正する手術です。世界中で行われ、裸眼での生活を可能にします。手術に要する時間は数分ほどで、術後はそのまま帰宅できる状態まで視力が回復します。手術当日は視界が霞んで見えますが、翌日にはクリアな状態になりますので、すぐにメガネやコンタクトレンズが不要になります。保険適用外ですが、他の視力回復手術よりも費用が抑えられるため比較的手軽に受けられる視力回復手術として世界中で行われています。

片目だけでも手術はできるのか

当院では、左右の目で視力に差がある方向けに、片目だけのレーシック手術を提供しています。視力が片方の目だけ低下している方にとっては、このオプションは特に適しています。
また、左右の視力に大きな格差がない方でも、近視や乱視の度数に若干の差がありますし、角膜形状にも違いがありますので、左右の目が全く同じという人は存在しません。
そのため、レーシック手術では、左右それぞれの目に対して異なるレーザー照射量(矯正量)を設定して手術をしますので、裸眼で左右の目の見え方に差がある方でも、適切な治療を受けることが可能という訳です。
レーシック手術では、眼鏡やコンタクトレンズで矯正できるレベルまでは改善することができますので、眼鏡やコンタクトレンズで左右の視力の差を適切に矯正できている場合、レーシック手術によっても同様の矯正効果を期待できます。

片目だけの手術効果は

レーシック手術を検討している方の中には、合併症のひとつとして「ハロー・グレア」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。これは、夜間や暗い場所で光が散って見えたり、ぼやけたり、眩しく感じられたりする症状を指します。手術に関係なくハロー・グレアは見える現象ではありますが、長年慣れ親しんでいる見え方になるため特に気にしたことはないでしょう。しかし、レーシック手術を受けると数分の手術で視力が大幅に改善しますので、ハロー・グレアの見え方も変化しますし、レーシック手術によって生じた不正乱視やレーザー機器の性能などによってもハロー・グレアが生じることがありますので、新しい見え方を自然に受け入れられるまでは気になることがあります。ハロー・グレアといっても、ほとんどが時間の経過とともに解消していきますが、片眼だけ手術を受けた場合は、左右の視力差は解消されても、片方だけが新しい見え方になるので、手術後にハロー・グレアが見える場合は、両目を手術した人よりも慣れるまでに時間を要する傾向があります。当院で使用している8次元アマリス1050RSには、ハロー・グレアを抑制する照射プログラムが採用されていますが、新しいレーザーほど矯正精度が高いので、ハロー・グレアの発生率も抑えることができます。

手術後の経過観察は大切です

たとえ片目に限ってレーシック手術を受けたとしても、術後の経過観察は両目の手術と同様に受診が必要になります。また、両目の手術よりも新しい見え方に慣れるまで多少の時間を要することもありますので、医師のアドバイスに従って受診してください。手術後は、お仕事や入浴、運動、メイク、旅行など一時的な生活制限があります。レーシックは角膜表面の手術になるので、白内障手術やICL手術のような眼内手術よりも制限が緩和されますが、一定期間は感染症などのリスク管理が必要になるので、患者様の協力が欠かせません。片目の手術だからと安心せず、術後の過ごし方については指示に沿ってお過ごしください。

レーシックは対応力に優れた視力回復手術です

手術前の診察は執刀医でもある冨田院長が担当

もし、片方の目だけ視力が低下している場合、レーシック手術は片目のみでも視力を改善することができます。当院では、片目のみのレーシック手術にも対応しており、さまざまな治療メニューから選択可能です。手術前の診察は、執刀医でもある冨田院長が担当しますので、手術に関して不安なことがあれば何でもご相談いただけます。レーシックは、近視、遠視、乱視、老眼を改善することができ、片方の目だけを手術することもできます。また、レーシック手術を受けて片眼だけ視力が低下した場合でも、再手術ができますので、様々な視力の悩みを解消できる対応力に優れた視力回復手術であると言えます。

まとめ

レーシック手術は、それぞれの目に合わせて照射プログラムを計算しますので、片眼だけ視力が悪い方の手術も問題なく対応できます。ただ、普段は両目で物を見ているので、片方の目だけが新しい見え方になると、多少の違和感を覚えるケースも少なからずあるかもしれません。もし、違和感があったとしても新しい見え方に慣れてくれば解消してくると思いますので、普段通り両目で物を見るように心掛けてください。

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