3月22日(火)放送のグッドモーニングで紹介された「強度近視による失明」について、冨田院長が取材を受けました。
[2016年03月22日]
オーストラリアの研究機関が「2050年には世界人口の半数が近視に、10億人に失明のリスク」という研究報告を行った。近視人口の増加に伴い、強度近視の患者も増加する傾向にあり、2050年には、総人口95億人に対して近視人口が47億5800万人、強度近視患者が9億3800万人になると予測している。研究者は、屋外で過ごす時間が減少する一方で、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器を近くで見続ける時間が増えていることが原因の一つとして警告している。
この報道を受けて、冨田院長がグッドモーニングンの取材を受け、
強度近視の失明原因について解説した。
強度近視の方が失明するといった研究報告は、強度近視患者の眼にある特徴があると説明した。近視が進行すると眼球は前後に長く成長(奥行きが長くなる)します。この成長によって、カメラでいうフィルムの役割をしている網膜が前後に引っ張られることで、網膜が薄くなり弱い部分が生じます。これによって網膜や視神経に大きな負担がかかると、加齢黄班変性や緑内障、網膜剥離など失明につながる重篤な病気を発症する可能性が高まるのです。
近視が失明の直接原因ではなく、近視患者は失明につながるような重篤な病気にかかりやすい傾向があるためだと説明した。また、緑内障、白内障、加齢黄班変性の症状や治療法、家庭でもできる眼の病気のチェック法なども紹介しています。
<冨田院長からのメッセージ>
日本の近視人口は総人口の6~7割と推測されていますが、その半数が強度近視患者です。今後も近視人口の増加は続いていくと予想されており、この研究報告は日本人にとって他人事ではありません。近視の進行を抑えるには子供の頃に適した治療を受けることが非常に重要です。幼少期に適切な治療を行うことで近視の進行を抑えることは、将来的な目の病気を予防することにも繋がります。子供の近視にお悩みの方は、是非一度ご相談ください。
4月27日(月)放送のグッドモーニングで紹介された「飛蚊症の正体」について、冨田院長が取材を受けました。
<飛蚊症について>
飛蚊症は、加齢が原因で現れることが大半で、天井や空を見ると、視界の中に虫のようなものが浮遊します。症状には個人差がありますが、中には精神的なストレスを感じられる方もいらっしゃいます。実際に飛蚊症を自覚していても、その原因について詳しく知らない方が多く、4月27日(月)放送のグッドモーニングでは、「目の前に現れる透明の虫のような何か」の正体を紹介しました。取材を受けた冨田実院長の原因について以下のようにコメントしました。
視界の中に虫のようなものが浮遊する症状は、あたかも蚊が飛んでいるように見えることから「飛蚊症」と言われ、眼の中の硝子体が濁っている人は、光が入った時に濁りに映る影が見えます。これが飛蚊症の原因です。加齢が原因で起こる飛蚊症は、あまり気にする必要はありませんが、中には病気が原因で起こる飛蚊症もありますので、気になる方は眼科医にご相談ください。