冨田実アイクリニック銀座

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新時代の白内障手術

センチュリオン

白内障手術に新時代の幕開けを告げる
2014年発売開始アルコン社最上位機種
センチュリオン・ビジョンシステム

2003年、白内障手術装置「インフィニティ・ビジョンシステム」が発売されてから12年。アルコン社から白内障手術最上位機種となる「センチュリオン・ビジョンシステム」がリリースされました。冨田実アイクリニック銀座では、最新機種となる「センチュリオン・ビジョンシステム」に加え、理想的な手術を追求した「ヴェリオン・イメージ・ガイダンスシステム」を同時に導入し、レーザー白内障手術「Z-CATARACT」と融合することで、より進化した白内障手術を提供します。

最先端テクノロジーを駆使した「センチュリオン・ビジョンシステム」

CEBTURIONの最も進化した特徴は、圧倒的な破砕力とコンピューターに制御された眼圧安定システムの搭載である。これによって、手術の安定性、効率性が大幅に向上。
最先端のテクノロジーを駆使したCENTYRIONは、手術中に変化する灌流圧を自動的・継続的にモニタリングして、眼内圧の変動を抑制する業界初のシステムを搭載しています。手術中の眼内圧の変動を抑えることで、手術のリスクを低減し、手術の安全性・安定性・効率性の向上を実現しています。
CENTURION® Vision Systemソフトウェア

業界初の灌流制御システム「Active Fluidics™テクノロジー」を搭載

手術中の眼内圧の変動は、手術の安定性と効率性を妨げ、手術中のリスク管理において非常に重要な課題でした。アルコン社インフィニティなど従来の白内障手術装置は、灌流液を注入するボトルを高い位置に吊るし、そのボトルの上下動させることによって重力を変えて手術中の眼内圧をコントロールしていました。
次世代型白内障手術装置CENTURIONに新たに搭載された「Active Fluidic™sテクノロジー」は、灌流バックを本体内部に設置し、手術装置本体が検知した流体の変化に応じて、加圧減圧をすることで、灌流圧を調整して手術中の安定した眼内空間を維持することができます。最新式のFMS(Fluid Management System)によるスムーズな流体系のコントロールと迅速な吸引圧の立ち上がりを実現。手術中の眼内圧の変動を抑制して、手術の安定性と効率性を格段に高めることを実現しました。

アルコン社のインフィニティに比べて、アルコン社最上位機種の
センチュリオンは、前房内の安定性が向上しました

手術効率を更に向上させた「INTREPID® Balanced Tip」

切開創付近のチップの動きを最小化することで、より効率的な手術を可能としています。
また、チップとスリーブは、摩擦熱による温度上昇を最小限に抑制するように設計されており、創口熱傷の発生リスクを低減することができます。
The INTREPID® Balanced Tip 手術の効率を向上させた新型チップ

さらに進化した極小切開での白内障手術

前作となるインフィニティの性能を遥かに上回るCENTURIONは、極小切開の限界を克服し、更に小さな創口からの手術を可能としています。インフィニティはが発売された当初は、最少2.2mmの切開創からの手術が高く評価されましたが、CENTURIONは、最少1.8mmという極小切開での白内障手術を実現。しかも、さらに進化した極小切開においても、従来よりも高い吸引液量と吸引圧が設定できます。また、超音波量と灌流量が最小化されたことで、安定した眼内空間を維持することで、角膜へのダメージを最小限に抑え、効率的な手術を可能としています。

他のシステムとのコラボレーションを可能とした「Applied Integration™」

CENTURIONは、将来的にアップグレード可能なプラットフォームを持っています。
「Applied Integration™」を搭載したことで、検査機器や顕微鏡などの複数の手術関連機器とのコラボレーションが可能です。様々な最新テクノロジーとプラットフォームを共有することで、将来にわたって更なる手術結果の向上を目指すことができる新たな手術システムを構築することができます。

VERION

理想的な白内障手術を実現した
ヴェリオン・イメージ・ガイダンスシステム

白内障手術を大きく進化させた「VERION」は、手術前の検査から、レンズの度数決定、乱視の軽減、前嚢切開位置、レンズの固定位置、乱視軸まで、白内障手術の全てをつかさどる手術ガイダンスシステムです。VERIONは、患者様の眼を高解像度のデジタル画像で撮影し、患者様の眼の特徴を認識します。このデータをもとに3つの重要な役割を担う「VERION」は、白内障を新たな領域へ導きます。

理想的な手術をイメージ

白内障手術を大きく進化させた「VERION」は、手術前の検査から、レンズの度数決定、乱視の軽減、前嚢切開位置、レンズの固定位置、乱視軸まで、白内障手術の全てをつかさどる手術ガイダンスシステムです。VERIONは、患者様の眼を高解像度のデジタル画像で撮影し、患者様の眼の特徴を認識します。このデータをもとに3つの重要な役割を担う「VERION」は、白内障を新たな領域へ導きます。

理想的な手術をプランニング

患者眼の認証によって、多焦点レンズや乱視用レンズの度数決定を行います。また、手術後の残存乱視を最小限にするために、乱視用レンズの円柱度数決定、最適な切開位置の調整、弓状角膜切開などを加味した理想的な手術プランを作成します。

理想的な手術をガイド

VERIONが作成した理想的な手術プランに沿って正確な手術を行えるよう、眼球旋回や手術中の眼の動きをトラッキングし、手術前に計画した切開位置、前嚢切開位置、眼内レンズの中心固定位置、乱視軸を顕微鏡下とモニターに表示させます。これによって、作成したプラン通りに理想的な手術を行えるように執刀医をガイドします。

Z-CATARACT

理想的な手術プランを正確に遂行する
最新のレーザー白内障手術
「Z-CATARACT」

レーザー白内障手術は、従来のマニュアル手術ではできなかった正確でリスクを抑えた白内障手術を実現しました。当院で導入している「FEMTO LDV Z8」は、照射エネルギーを抑えた目に優しい手術を可能としたフェムトセカンドレーザーで、正確性、安全性に優れた手術を提供します。理想的な手術プランを正確に遂行するためには、コンピューターに制御されたレーザーによる手術が不可欠です。レーザー白内障手術の正確性は、特にシビアなポジショニングが要求される多焦点レンズの性能を最大限に引き出します。

レーザーによる白内障手術

<レーザーによる白内障手術>

・リスクが高い工程をすべてレーザーで行う
・難易度の高い前嚢切開がパーフェクトに行える
・水晶体の分割をレーザーで行うため安全性が高
・多焦点レンズの性能を最大限に引き出す

<マニュアルによる白内障手術>

・すべての工程を医師のフリーハンドで行う
・難易度の高い前嚢切開の工程でリスクが生じる
・水晶体の分割を手作業で行うためリスクが生じる
・レンズの中心がズレやすく多焦点レンズの見え方が低下することがある

■前嚢切開

正確な円を描く前嚢切開は、見え方の質を向上させます

水晶体は、水晶体嚢という薄い膜に包まれています。白内障手術では、濁った水晶体を取り除くために水晶体嚢の前面(前嚢)を丸くくり抜きます。この工程を「前嚢切開」とい言います。マニュアル手術では、医師のフリーハンドで行うため、きれいな円形にくり抜くことは不可能で、力加減によっては必要上に広がったり、嚢が裂けるなどのリスクを伴います。

残った水晶体嚢に眼内レンズを挿入しますので、前嚢切開の工程は手術後の見え方を左右します。正確な前嚢切開が行われていると、レンズの収まりが良く、手術後は質の高い視界が期待できます。特にレンズのポジショニングがシビアな多焦点レンズでは、この前嚢切開の工程が非常に重要な工程となりますので、レーザーによる正確な前嚢切開は、レンズの性能を十分に発揮させるために非常に有効です。

■水晶体の分割

濁った水晶体を取り除くには、まず水晶体を半分に分割します。その後4分割~8分割してから、超音波でさらに細かく砕きながら濁った水晶体を吸引して取り除きます。この工程では、超音波によって角膜内皮細胞にダメージを与える可能性があり、角膜の濁りや視力低下などのリスクがあります。また、眼内レンズを挿入する後嚢にダメージが加わる「後嚢破損」という合併症が生じるリスクがあります。
レーザーによる水晶体分割は、超音波による吸引前に細かく水晶体を分割できますので、眼内で超音波を使う時間が短縮され、手術のリスクを大幅に軽減することができます。

■手術後の早期回復

レーザーによる白内障手術は、傷口も小さく、眼内で行う手技が短縮されるため、手術によるダメージや炎症も少なく、手術後の早期回復が期待できます。

正確で安全な白内障手術を可能にしたOCT機能

フェムトLDV-Z8は、ジーマー社(スイス)が開発したフェムトセカンドレーザーで、LDVシリーズの最新作となります。このフェムトLDV-Z8には、手術の正確性と安全性を格段に向上させた「OCT機能」が搭載されています。新たに搭載されたOCT機能は、水晶体の断面を執刀医が確認することができ、どこまでの深さで水晶体をカットするか、どこまでセイフティーゾーンを設けるかなど、より安全に手術を行うために最適な厚さ、最適なポジションにレーザーを操ることが出来ます。実際の水晶体の断面を執刀医が確認できるのは、安全面において大きなメリットとなります。

OCT機能

角膜や水晶体の厚みは、人それぞれ違います。よって、単純にレーザーで手術をするからといって、安全とは言い切れません。「FEMTO LDV Z8」は、目の断面をスキャンして、実際の目の状態を断面で確認することができるOCT機能を新たに搭載しています。
このOCT機能によって、「どこまでの深さで水晶体をカットするか」「どこまでセイフティゾーン(カットしない部分)を設けるか」を水晶体の断面を執刀医が確認しながら行えることは、手術をするうえで大きなメリットである。
適切な深さ、適切なポジションにレーザーを操ることができる「FEMTO LDV Z8」は、白内障手術に新たな可能性を広げました。

国内初!センチュリオンとヴェリオンによる最新手術システムを導入

センチュリオンとヴェリオンを融合させた新時代の白内障手術を日本で初めて導入した冨田実アイクリニック銀座では、安全性・安定性・効率性を追求した白内障手術の提供を実現しました。理想的な手術プランを、理想的に行うことができるようになったことは、患者様にとって最良の結果を導き出すことができます。そして、正確性が格段に向上したレーザー白内障手術「Z-CATARACT」が、理想的な手術プランをより正確に行うことで、安全性・安定性・正確性・効率性のすべてを追求した白内障手術を実現します。

白内障手術は単焦点レンズから多焦点レンズの時代へ

白内障手術で、一般的に使用されている単焦点レンズは、近くもしくは遠くのどちらかにしか焦点が合わないため、手術後は必ずメガネが必要でした。しかし、技術の進歩により、近方・遠方のどちらにも焦点が合う「多焦点レンズ」が開発され、白内障手術後の視界に大きな変化をもたらしました。
近年では、近方・中間・遠方の全ての距離に焦点が合う「トリフォーカルレンズ(3焦点)」
レンズが登場していますが、この多焦点レンズは、レンズのポジショニングがシビアなため、手術の正確性が最も重要なポイントでした。この課題を見事に克服し、多焦点レンズの性能を最大限に発揮させたのが、最先端テクノロジーを融合させた新時代の白内障手術です。

多焦点レンズについてはこちら

監修者

冨田実
冨田実
冨田実アイクリニック銀座院長
医療法人社団 実直会 理事長
医学博士/日本眼科学会認定眼科専門医
アメリカ眼科学会役員
温州医科大学眼科 眼科客員教授
河北省医科大学 眼科客員教授