ICL手術の費用について｜眼科専門医が解説

「ICL」は、医療保険の適用外となりますので、費用は自由診療に該当します。
そのため、手術費用が高いというイメージがあると思いますが、最近はICL手術の人気がどんどん高くなっていますので、手術を受ける人も急増しています。
確かに手術費用は決して安い金額ではありませんが、コンタクトレンズを何十年も使用し続けることを考えると、日々の手入れや購入する手間も省けますので、トータル的なコストで考えるとコスパの面でも有効な選択肢になると思います。ここでは、ICL手術の費用や相場などについて紹介していきます。

（目次）
・ICL手術の相場について
 ・ICL手術が高額な原因
 ・冨田実アイクリニック銀座のICL手術費用
 ・手術費用の支払い方法
 ・医療費控除について
 ・民間の生命保険で手術給付金が出る場合も
 ・まとめ

ICL手術の相場について

ICL手術費用は、高いというイメージを持っている人が多いと思います。自由診療になるため、クリニックによって手術費用に差がありますが、手術費用の一般相場は、近視のみを治療するレンズが両眼で60万円、近視と乱視を治療できるレンズが両眼で70万円となっています。決して安い金額ではありませんが、視力が悪い人にとっては裸眼での生活は憧れでもありますので、この先ずっとコンタクトレンズを購入し続けることを考えると、視力と快適な時間を手に入れられるのであれば費用対効果は十分にあると思います。
虫歯でインプラント手術を受ける場合、1本の歯を治療する費用相場が30万円～50万円になりますので、両眼の視力を回復させる費用としてコストパフォーマンスは決して悪くはありません。

ICL手術が高額な原因

ICL手術は、レーシック手術と比較しても高額なイメージがあります。レーシックと違ってICL手術ではレンズを使用しますので、レンズの費用が価格に影響します。加えて、乱視が強い場合は、乱視用のレンズ費用が別途かかりますので、レーシックよりも手術費用は高くなります。また、クリニック同士が保障期間の長さを競い合っている影響も価格に反映されています。保障期間を長くすればするほど、手術費用に上乗せしなければなりませんし、保障内容や処方薬などを無料化すると、その分も手術費用に含めなければなりません。しかし、実際に保障期間を利用する人は僅かしかいないため、多くの人が無駄に保障にかかわる費用を支払っているのです。残念なことに、「永久保障」「生涯保障」「保証期間内はすべて無料」という目を疑うような保障を提示していたクリニックの多くは閉院してしまっています。無理な保障期間を設定して、保障期間を競い合った結末が閉院してしまっては、手術を受けられた患者様は受診するクリニックを失ってしまうことになります。当然、永久保障も意味が無くなってしまいます。他院で手術を受けた患者様の保障を引き継ぐクリニックはないからです。当院は、他の医療機関と保障期間の長さを競うことはしておりません。また、保障内容も必要なものだけを吟味しています。その分、手術費用をリーズナブルに設定することで、多くの皆様に手術を受けやすい価格設定をご提案しています。

冨田実アイクリニック銀座のICL手術費用

ICL手術費用の一般相場は、近視のみを治療するレンズが両眼で60万円、近視と乱視を治療できる用レンズが両眼で70万円となっています。これでも、昔と比べるとかなり安くなっています。当院では、モニター価格でご案内しているので、限定人数にはなりますが、両眼で328,000円（税別）からご案内しております。ただし、白内障手術や緑内障手術、円錐角膜の手術などにも対応しているので、ICLのモニターは人数制限がございます。

手術費用の支払い方法

当院では、現金、各種クレジットカード、メディカルローンでのお支払いがご利用いただけます。また、現金とクレジットカードを併用いただくことも可能です。メディカルローンについては、非常に多くの患者様にご利用いただいておりますが、最大で60回まで分割することができます。メディカルローンをご利用いただく場合は、頭金を入れていただくこともできますので、月々の支払額を調整いただくこともできます。なお、メディカルローンのお申込みには審査が必要になりますが、分割12回までは金利手数料がかかりません。

＜メディカルローンの分割シミュレーション＞

例えば、398,000円（税込：437,800円）のICL手術を申し込んだとした場合、金利手数料がかからない12回分割でお支払いいただくと、1回の支払いが約66,000円になります。
端数の37,800円を頭金としてご入金いただくと、12回分割で1回の支払いが約33,000円となります。頭金としてご入金いただく金額を調整いただくこともできますし、分割回数を増やすこともできますので、毎月のお支払いを無理のない金額にご調整いただけます。

医療費控除について

ICL手術は、公的医療保険の適用外となりますが、医療費控除は対象となります。医療費控除とは、1月～12月までの1年間でかかった医療費が10万円を超えた場合に、確定申告で医療費控除を申請することで、所得税の還付を受けられる制度になります。当院の提供するICL手術の費用は平均50万円台になりますので、それだけで10万円を超えることになります。医療費控除を申請する際は、領収書が必要になりますので、受け取った領収書は大切に保管しておいてください。なお、領収書は再発行ができませんので、紛失した場合は支払い証明書を発行しています。

民間の生命保険で手術給付金が出る場合も

民間の生命保険に加入されている方は、手術の給付金が受け取れる場合があります。ICL手術は非常に多くの人が受けているため、保険会社によってはICL手術を適応外としている場合もありますが、加入された時期によっては対象となる場合もありますので、事前に加入している保健会社に確認しておくとよいでしょう。なお、民間の保険条件については、患者様個々に異なりますので、医療機関に問い合わせても回答できません。確認は各自で行ってください。

まとめ

ICL手術を受けると視力だけではなく、裸眼での生活を手に入れることができますので、「もっと早く手術を受けておけばよかった」という手術経験者の感想には説得力があります。煩わしい眼鏡やコンタクトレンズから解放されますし、花粉の季節にレンズと角膜の間に花粉が入り込むこともありません。一時的な出費はあっても、コンタクトレンズを使い続ける費用と比べるとICL手術の費用は決して高額なものではありません。